〜ブンブンブン〜 …………。 戻って来ちゃった(号泣)。 現在時刻は午後5時である。今朝から4時間かけてジャングルを歩き、散々血を吸われトゲに刺さり流血しながらやっとのことで遠い村に辿り着いたのに、なぜかその直後にあっさりスタート地点に戻っている。……なんで、なんでこんなことになってるんだっ。オレが村に着いた瞬間ネコがリセットボタンでも踏んだのかっっ!!! もしくはリセットボタンを押さずに電源を切ってしまってセーブデータが消えたのかっ(昭和の響き)!!! でも最初の状態に戻った割には、左膝は切れているしヒルに吸われた血も復活していない。背骨も腰骨も複雑骨折したままである。つまり体のダメージはそのままで、場所だけふりだしに戻っているという最悪な状況だ。おバカ軍団のために説明しておくと、最悪というのは最も悪いという意味だ。 許される事ならば昨日に戻り、ブンブンへの宿泊申し込み中に「2泊します」と言っているオレを背後からガラス製の灰皿で殴打し、意識を失ったところで代わりに「すいませんやっぱり1泊です! 2泊なんてしません!! 1泊だけして帰ります!!」と訂正の申請をしたい。 どうして2泊なんて言ってしまったんだろう。どうしてかってそりゃ……、もっとまともな宿泊場所だと思ってたからだよっ。ハイキングに来た家族が滞在するような、こぎれいなロッジを想像してたんだよオレは!!! それがまさかこんなだとは……。何が家族だ。こんな無気味な小屋に喜んで何泊もするのは、アダムスファミリーくらいなんだよっっ!!! 少し時間を遡るが、クアラタハンでジミーカップルと別れた後、オレはまた歩いてブンブンヨンに戻るくらいだったら今ここで殺してくれと申し出たいほどの悲痛な覚悟であった。夜に向けてまた4時間もジャングルを歩き、案の定暗闇で迷いサソリに刺され、苦しんでいるところを毒蛇に噛まれて全身がマヒ、蛭に下半身を覆われたと思ったら右腕からマレー熊に、左腕からマレー虎に食われつつ頭はアナコンダに飲み込まれるという死に方をするくらいなら、まだ自分で石に頭を叩きつけて静かに命を散らす方がいい。 それならば、残された手段は昨日と同じくボートである。残念ながら「戻らない」という手段は、命の次に大事なグラビア画像を収めたパソコンを置いて来ているため取れないのだ(涙)。明るいうちに食堂でテイクアウト用の料理を注文し、新しい水を買い、ボートと交渉をするとまた小屋近くの船着場まで送ってもらった。村に向かって引き返して行くボートを船着場から一人ポツンと見送った時、オレには捨て猫の気持ちが良くわかった(号泣)。 さて、今日は昨日の分まで早く寝たいが、10時に就寝としてもまだあと5時間もある。はっきり言って、この何も無い(電気すらない)森の中の小屋で一人で過ごす5時間というのは、下界での500時間分に相当する長さだと思う。新しい敵の襲来で地球がピンチになった時には、ドラゴンボールのキャラクターたちが修行に来てもおかしくないような時間の歪みが体験できる空間である。 しかしこのジャングルでは「運が良ければ虎や熊や毒ヘビに出会える」と知ったからには、断じて散歩に出かけるわけにはいかない。仮にオレが姑で、小屋の中にいると鬼嫁が「まったくこの生ゴミは邪魔ねっ!! 働かない、家事もしないなら出て行きなさいよ!! 出て行けっっ!!!」とホウキで力いっぱい殴り掛かって来るとしても、柱にしがみついてでも散歩に出かけてはならない。ご存知の通りオレはずっと運が悪い男だったが、だからこそ運の野郎が「作者、今まで迷惑をかけてきてごめんな。でも見ててくれ。オレは変わるんだ。これからのオレは違うんだ!!」と張り切って、今までの不運を全て取り返す運の良さを発揮して凄い確率で虎に出会っちゃうなんていう幸運もあるかもしれないのだ。 それにしても、やはり虎や熊に運が良ければ出会えるというガイドブックの表現は、絶対におかしい。これがもしタマンヌガラのジャングルには戸田恵梨香や大村彩子やリン・チーリンが棲息しているとして(新しい人が色々出て来ましたよ)、「運が良ければ戸田恵梨香や大村彩子やリン・チーリンに出会えます!」と言われたらまったくその通りだ。それはそれは最高にラッキーなことだ。ジャングルだから、たとえ欲望を抑えきれずに彼女たちに飛びかかってしまっても罪にはならないし。ところが、トラに遭遇して「やった! 虎に会えたぞ! ラッキー!」と思いながら食われるというのは、それはどうしても運が良いことだとは思えないのだが。 ……えっ? ジャングルで女性を襲っても罪になるの?? なにそれ。最近ルール変わったってこと? 色々余計なことを考えてしまったが、邪念はふり払ってとりあえず汗を流そう。時間もあることだし、コツコツやろうじゃないか。 このブンブンヨンにはシャワーは無いが、水道はついている。バケツも用意されていたので、オレは人目をはばからずに体を洗うことにした。まず最初に頭から水を被り、持参したシャンプーでティモテ、ティモテ〜♪と歌いながら髪を揉む。そして石鹸をタオルにこすりつけて全身をゴシゴシと……。あっ。床に何かいる。 ぐぐおおおおおっっおっおっおおおお(涙)。 コワッ(涙)!!!! キモ〜〜〜〜!!!!!! うおおっ!!! オエ〜〜〜ッッ!!!! 来るなっ!! 来るな〜〜〜〜〜〜〜(号泣)!!!! 全裸で何の武器も持っていないオレを尻目に床をモゾモゾと這っているのは、もんのすごい大きさのムカデ。長い。そして太い。頭と尻尾についている触覚なのか凶器なのかわからない大きなとんがりが何とも恐ろしく、そしてまた左右に並ぶ何十という足もそれぞれ先端が鋭く尖っていて、全ての足は一斉にウネウネと動いている。 こんなのに刺されたら重傷を負いますがな……。うげ〜、怖い気持ち悪い(涙)。 バケツに水を汲んで、排水溝目掛けてムカデに水流アタックを食らわす。しかし勢い良く流すと、一旦ザーッと泳いで行ったバケツの水とムカデが壁に跳ね返って一緒に戻って来たので、今度はオレが一目散に逃げた。 武器の棍棒を取りに行っている間に恐ろしい百足はなんとか自ら外に出ていったが、しかしシャワー中という完全無防備な状態で襲われると恐怖も倍増である。改めて、この小屋に2泊すると決めた昨日のオレ(愚か者のゲス野郎)をガラス製の灰皿で打ちのめし、タランチュラの巣に投げ込みたくなった。 蚊取り線香を焚きまくって蚊バリアも作り、そのまままた全裸でベッドに腰掛けていると、最初からかなりの暗さであった室内が日没と共にますます暗黒の世界と化して来た。じっとしているととにかく気になるのはこの盛大な密林の音。無数の鳥と虫が鳴き声で奏でる、ジャングルのオーケストラだ。……なんて例えたら、より良い音を日々追及している本物のオーケストラの人たちに失礼だっっ!!! こんなもんただの騒音だボケカスッッ!!! やめろっっ!!! おまえらの鳴き声を聞きたい奴なんていねえんだよっっ!!! お口にチャックしなさい!! ぬがあ〜〜〜っっ!!! ひょっとしてあいつらは、オレが小屋の中にいるのを知ってわざといつもより大きな声を上げ、追い出そうとしているのではないか。そう思うと、なんだかこの騒音が「引越・し! 引越・し! さっさと引越・し!」に聞こえてくる。……オレだって好きでこんなとこにいる訳じゃねーよっっ!!!! 出て行けるもんなら出て行きたいんだよ今すぐにでもっっ(涙)!!!!! バカッ!!! これだけ騒音が凄いと、例えば危険な動物や人間が近づいて来たとしても、音が聞き分けられない。桶狭間の戦いでの雨音などよりよっぽどうるさいと思われるため、タマンヌガラを今川軍が行軍していたら織田信長は奇襲し放題であろう(歴史的知識をうまく活用した例え)。 なんだか腹が立って来たので、せめてもの反撃として昨日に引き続き全裸で小屋の外に繰り出し、ジャングルに向けてオシッコをしてやった。どうだ、全裸立ちションならではの、両手を使わない手放しおしっこだ!!! じょーーー 出し終えたら、当然ダッシュで小屋に戻った。このタイミングで熊に襲われたらマヌケだよな……。全裸だから、多分めちゃくちゃ喰いやすいぞ今。今のオレは、捨てるところが無いですよ。骨までバリバリいけちゃうよ。 あっと言う間に小屋は真っ暗になり、ローソクを立ててパソコンを開いてみたものの、2日目とはいえまっっっっっっったく慣れないこの闇と孤独の恐怖。パックリ開いている壁の向こうに見える夜のジャングルが、とてつもなく恐ろしい。だって、誰もいないんだぞっっっ!!! 村があるのは4kmも先なんだぞ!!!! ワオ〜〜ン…… ワオ〜〜〜ン…… 超〜近くから聞こえるんだけどこの鳴き声(涙)。今の、犬だよな。マレーシアのジャングルに犬なんているのかよ……。野犬、もしくは、ひょっとして狼すなわちウルフなんてもんがいるんですかね。近いよこれ本当に。まさか〜〜(号泣)。散々脅かすだけ脅かしといて、「ウルフはウルフでも、わしのことでござった」とか言いながら『どっきり大成功』のプラカードを持って千代の富士が登場するんじゃないの?? もしくは「狼は狼でも、私のことだったなり〜」と古き良き日テレ女子アナの大神いずみが…… ※千代の富士と大神いずみがそんな喋り方なのかどうかは不明 ワオ〜ン ばさばさばさばさっっ!!! ワオ〜〜〜〜〜ン…… …………。 飛んで行った。今、「ワオ〜〜ン」の鳴き声の主が、小屋のすぐ近くから森に向けてバサバサッと飛んで行った。……ちょっと待てよおまえっ。鳥ならもっと鳥らしく鳴いてくれっっ!!! 常識外れにも程があるんだよっっ!!! ジャングルだからって何でも許されると思ってんじゃねーぞてめえ!!!! 熱帯雨林だろうが何だろうが、鳥はチュンチュンと鳴くもんだろうがっっ!!!! おいっっっっ!!!!! ひょっとして、本来はチュンチュン鳴く鳥だけれど、オレを怖がらせるために犬のモノマネをしていたのだろうか。もしくは、ジャングルの野犬は空を飛べるんだろうか。さすがまだまだ謎の多いジャングル……。 怖さを紛らわせるためにディナータイム、サンドイッチとナシゴレン(マレーシアのチャーハンのような)だが、フォークとか箸を食堂の人が付けてくれていなかったためナシゴレンは手で直に食うハメになった(泣)。 そうこうしている間にも蜂が入ってきて、全裸でホウキを振り回しようやく追い出したと思ったら今度は突然天井からドカドカドカドカ!! と音がして、オレは指に付いた焼き飯を舐めながら「ほおっ(涙)!!」と声を上げ硬直した。明らかに、屋根の上に何かいる。だ、大丈夫、安全なやつらさ……。この小屋は高床式だし、きっと枝をつたって屋根に登れるのは小動物か猿くらいさっ。ビッグフットとか。 しばらくすると、天井の音も消えた。 食事も終え、ここは動物観察小屋だが動物など観察している場合ではないので、板張りのベッドにあぐらをかいて、パソコンをいじりながら就寝予定時刻の10時までを怯えながら過ごした。しかし……、昨日恐怖のあまり30分しか寝ていないにもかかわらず、今夜も怖すぎて頭が冴えわたっている。部屋の中があまりにも暗いため、暗闇に背を向けると何かが闇から出て来てオレを襲うような気がして、部屋の隅の暗がりからなぜか目を逸らす事が出来ないのだ。 そうしているうちに天気が悪くなったらしく、いつものジャングルの音に混じって雷鳴が響き始めた。うわ〜〜。もうなんだろうこれ。こんなに怖い状態があるんだねえ世の中には(号泣)。 あっ。 ……ドアが開いてる(号泣)。ちゃんと閉めてあった小屋のドアが、内側に開いている。 誰か、入って来ました(涙)?? おおいっ。おおいっっ(号泣)。心臓が破裂しそうなほど緊張しながら部屋の中を見回すが、何かが誰かがいるのかいないのか、暗すぎてわからない。しかし意を決して懐中電灯で照らしてみると、特に影に潜むやからは見当たらない。 オレは動かない足に果物ナイフを5cmほど突き刺して緊張を解き、ドアまで確認しに行った。 息を呑みながら入口から外に光を向けてみるが、ただ不気味なジャングルの夜陰が100年前からあるだけだ。 なんだよ……。勝手に開くなよな……(号泣)。 このドア、鍵もドアノブも付いていないため、ウェスタン映画のBARの扉のようにほとんど空中でプランプラン浮いているのである。だからおそらく天候変化に伴った風か、ドア自身の重みで動いてしまったのだろう。頭に来たので、2度と開かないようにベッドからはがした板を全部打ちつけた上に溶接してやりたくなったが、後で補修代金を請求されてもイヤなのでオレはバケツに水を汲んで、内側に置いてつっかえにしておいた。よし、これなら、トラは駄目でもチワワ程度のものなら撥ね返すことができるぞ。 やがて11時になり、12時になり、3時になって1時になった(この小屋の中では時間軸が歪んでいます)。 一度ローソクが燃え尽きたのをきっかけに寝ようと試みたのだが、自分の周りに部屋の空間があるはずなのに目を凝らしても何も見えないという状況が恐ろしくてしょうがない。何か、何かが部屋の隅にいてじっとこっちを窺っているような気がするのだ(号泣)。これは、ひとえに人の気配が無いせいである。たとえ同じような安宿のドミトリーでもシングルルームでも、近くに宿の人間や他の旅行者がいると感じた時点で怖さなど何もないのだ。だが、今は遠い森の中、板張りのベッドだけが並ぶ小屋にただ一人。恐怖心がルームメイトだ。 寝転んで右を向けば黒い森から獣やサソリやヘビやムカデの気配を感じ、左を向けばドアを開けて入って来る虎や強盗の姿を妄想し怯えるのだが、結局1番は何が怖いかというと、暗闇と、暗闇の中から出て来るかもしれない姿を明確に想像出来ない恐ろしいものが最も怖いのだ。それは例えば霊であり、例えばUMA(ビッグフットやイエティなどの未確認生物)である。それらの禍々しいものが既に部屋にいる、ドアや壁の空間から入って来る、そういうことが頭をチラつき、あまりにも怖すぎて考えることを止められないのだ。 オレは起き上がり、新しいローソクに火を点けた。そして一旦消したノートパソコンの電源を入れ、明かりを確保する。 ……寝れん。怖い。怖いぞ。何時間、こんな状態で耐えなければいけないんだ。どうしたら恐怖というものは克服できるんだ。 その時、オレはふと思いついた。 たしか、4000年ほど前に図書館で読んだハムラビ法典に、こんな言葉があった。……目には目を、歯には歯を。そういえば、ダイヤモンドの体を持つ悪魔将軍と戦うキン肉マンも「目には目、歯には歯、ダイヤモンドにはダイヤモンドじゃー!!」と言っていた。 ……ということは、この恐怖に対抗できるのは、やはり恐怖なのではないだろうか。 目には目を。歯には歯を。恐怖には恐怖を。恐怖に対して恐怖をぶつければ、相殺されてどちらの恐怖も消滅するのではないか。こんなことを考えるのはきっと怖すぎて頭がおかしくなっているからだと思うが、しかし試してみる価値はある。 オレはノートパソコンにいろんな音楽を入れているのだが、なぜかそのリストの中に、稲川淳二の怖い話がある。かつてアフリカで出会った福さんという旅行者がウォークマンに入れていたのを見てオレもマネしたわけだが、実際こんなもの旅の途中で聞く機会はなかった。 しかし。 今こそ、聞こうではないか。 恐怖に対抗できるのは恐怖のみ。この恐怖の中で稲川淳二の怖い話を聞き、恐怖の向こう側へ到達するのである!! オレは、恐怖に打ち勝つために再生ボタンを押した。 そして、1話分を最初から最後まで全て聞ききった。 実際の現場 …………。 ふっ。 さすが、怪談を語らせたら右に出る者がいない、芸能界、いや日本一の恐怖の語りべだ。やるじゃねえか。 恐わああああああああああああああっっっっっっっっっっっ(号泣)!!!!!!!! 本気で恐いぞっっっっっ(号泣)!!!!!!!! リアルに意識を失いそうに恐い(号泣)!!!!!!! 稲川淳二の怖い話を聞くのにこれ以上ムードが出る環境があろうかっっ!!!!!!!!! ジャングル、小屋、暗闇、稲川淳二、それぞれの恐怖が見事にお互いを引き立てている(号泣)!!!!!!!! やばい、むしろ自分でベッドに頭をぶつけて無理矢理意識を失いたい。とてもこんな状況で冷静ではいられんぞ。 …………。 いや、ちょっと間違えたのかな……。稲川淳二は和モノだし、海外での恐怖に和モノは逆効果だったんじゃ。 それなら、洋モノには洋モノが効くのだろうか。例えばエクソシストのテーマとか……。あのエクソシストの曲は、個人的には実際に行われた悪魔祓いとかポルターガイストとか360度回転する少女の首とかを想像してそこら辺の怪談よりよっぽど怖く感じるんだよな。ほら、40秒以降に聞こえて来るでしょ。 じゃあ、すんごく、ものすごくイヤだけど、聞いてみるか。 実際の現場 …………。 うおおおおおおおおおおおおおおおっっっっっっっっっっっっ(号泣)!!!!!!!! 恐いっっっっっ(号泣)!!!!! 今までの人生で1番恐いっ(号泣)!!!!! なんの冗談にもならんぞこんなもんおいっっっ(涙)!!!!!! 助けてくれ!!!!! 誰か助けてっっっっ(号泣)!!!!!! …………。 エクソシストのテーマを聞くのにこれ以上ムードが出る環境があろうか(号泣)。 稲川淳二の怖い話もエクソシストのテーマも、ある意味オレはそれぞれの持つ恐怖の力を最大限に引き出せる、最高の環境で聞けたわけだ。まったく、なんて贅沢なんだろう(号泣)。 結果、当然のごとくオシッコをもらし震えが止まらないほどの最上級AAA(トリプルA)の恐怖を味わうことに……、シャレにならないという言葉はこういう時のためにあるものだ。 何が恐怖には恐怖をだ。シャレにならんぞおい。 そして何倍にも増した恐怖の中で目がギンギンのまま更に5時間を過ごしたオレは、ジャングルの空が白みかけた頃までにはまた新たなる人格(名前:レイゲン ボストン訛りの英語が特徴。恐怖を感じると現れる。狂暴な性格)を自分の中に作り出したのであった。 今日の一冊は、ブンブンと争う恐さ 黒い家 (角川ホラー文庫) |